藤原紀香の関西弁ってダニエルカールの山形弁くらい違和感ありますね、禅骨ですね。
そんな訳で、今回ご紹介するのは『めんたいパーク』です。
こちらは福岡に拠点を構える明太子製造販売の会社「かねふく」が、明太子の魅力を伝えるために「茨城県大洗」「愛知県常滑」「兵庫県神戸三田」「静岡県伊豆」の全国4か所(大阪ATC店は5月いっぱいで閉店)で運営する「明太子のテーマパーク」です。
コンセプトだけ聞いていると何となく納得しますけど、よく考えたら明太子というかなりニッチな素材だけでテーマパークとして成り立つのか・・・
「こち亀」だと両さんが思い付きで始めて大儲けするも、調子に乗りすぎて最後に大赤字を抱えて部長ブチ切れのパターンですからね。
なのであまり過度な期待はせずに訪問してみました。
Contents
工場直売店
建物へ向かうと氷川きよしさん(現きーちゃん)がお迎えしてくれます。
こんなスーツを着せられたらそりゃ限界突破するわな~と思いながら店内に入ると、中央に冷蔵ケースが並べられており様々な明太子商品が販売されています。
普通の明太子はもちろん、明太子味の汎用性の高さから様々なバリエーションの明太子商品が並んでいます。
そういえば某グルメ芸人さんも、どんな食べ物でも明太マヨは合うと力説していましたね。
そしてこちらの直売店コーナーの片隅にUFOキャッチャーがあるのですが、そちらももちろん明太子関連で景品が「明太フランスラスク」「明太コーンスナック」になっています。
ちなみにこちらのお菓子は店頭では売っておらず、こちらのゲームで勝ち取らなければ手に入らないという秋元康が考えそうな販売方法となっています。
その手には乗らないぜと言いたいところなんですけど、厄介なことに「明太ラスク」がめちゃくちゃ美味しくて、昔あった「フランスパン工房」のめんたい味みたいな感じなんですよ。
スライスされたフランスパンの軽い食感と、ピリ辛の味わいがお酒のおつまみに最適です。
幸い難易度はそれほど高くはないので是非ともチャレンジしてみてください。
幸い難易度はそれほど高くはないので是非ともチャレンジしてみてください。
フードコーナー
持ち帰るだけでなくその場で新鮮な明太子を食べたいという方には「フードコーナー」があります。
明太子の王道メニュー「おにぎり」「パスタ」から、「めんたいソフトクリーム」といった罰ゲームメニューまで取り揃えております。
おにぎりは「ジャンボおにぎり」と謳っているだけあって非常に大きくて食べ応え抜群です。
そして明太パスタも麺自体はインスタントなものを使っている感じですが、やはり主役の明太子がしっかりしているのでとても美味しいです。
トリッキーな格好をしていてもしっかりとした歌唱力があるので歌に説得力のあるきーちゃんと同じですね。
盛り付けも使い捨ての容器に入っているのでチープ感がありますが、このご時世では逆に安心できるポイントですね。
つぶつぶランド
フードコーナーを抜けると「つぶつぶランド」の入り口が待ち構えています。
草間彌生的な壁紙と、りゅうちぇるの出身地的なネーミングが少し引っ掛かりますが気にせず入りましょう。
つぶつぶランドでは、明太子が何からできているのか等のミニクイズを出題してきたり
SNS映えを狙ったフォトスポットがあったり
大人向けの難問が待ち構えていたり
子供がワクワクするようなギミックやゲームがあったり
シュールな世界観が散りばめられていたりと
先に進めば進むほど明太子要素が薄まっていきますが、子供はもちろん大人も何となく楽しく過ごせる場所です。
工場見学
そんなつぶつぶランドを先に進んでいくと、さっきまでのメルヘンな世界観から一転してリアルな明太子の加工場が現れます。
実際に明太子を作っていて、こちらで作られたばかりのものが先ほど紹介した『工場直売店』で販売されたり『フードコーナー』の食材として卸されていくようです。
また見た目でわかりづらい作業工程の内容も、順を追って各工程をイラスト付きで説明してくれます。
確かにタラコが明太子へと変化していく様はなかなか見られるものではないですし、その加工過程をオープンにすることで消費者側も安心して口にすることが出来ますね。
特に魚の生食、魚卵は苦手な方も多いのでとても良い試みだと思います。
そして出口付近には明太子を使ったいろいろな料理の「めんたいレシピ」が紹介されています。
ポップな「つぶつぶランド」で間口を広げて「工場見学」で徐々に明太子への理解を深めさせ、最後にメニューの提案をして「工場直売店」「フードコーナー」へ戻ってくる・・・
大抵の人はしっかりと洗脳され大量の明太子を買って帰ります。
妙なデジャブを感じるなと思ったら、以前ご紹介した『うなぎパイファクトリー』と同じ手法でした。
タラピヨキッズランド
今度は2階へ上ってみると大きく開けたスペースがあり、こちらにもフードコーナーがありました。
そしてその奥に子供たちが自由に遊べる『タラピヨキッズランド』があります。
ウレタンマットの敷かれたスペースにはボルダリングがあったり
富士山型の滑り台があったり
子供たちにとってはパラダイスのようなこちらの施設が無料で自由に使えるようになっています。
ただ残念ながら昨今のコロナウィルスの影響で、現在は2階のフードコーナー共々閉鎖されています。
富士見エリア(足湯)
そして2階のテラスには富士山を望める展望エリアがあり、ゆっくり眺められるよう足湯が備えられています。
訪問した時はあいにくの天気だったため富士山は見えませんでしたが、近隣の建物と電線がよく見えました。
こちらは特に閉鎖はされていませんが、やはり利用の際は最低限のエチケット・マナーを守りましょう。
総評
今回ご紹介した「めんたいパーク」ですが、全ての施設(物販・飲食を除く)が無料で利用できるようになっています。
もちろん自社商品の宣伝や明太子の普及が本来の目的でしょうが、それを差っ引いても非常に楽しめる施設ですし運営する「かねふく」の懐の深さがうかがえます。
立地的に伊豆旅行のついで・おまけで寄るような場所ですが、ここを目的に訪れても十分満足できるテーマパークだと思います。
明太子が嫌いという人やコロナウィルスが心配だという人も、きーちゃんのお墨付きがあるので安心して遊びに来てください。
『めんたいパーク伊豆』
静岡県田方郡函南町塚本753-1
055-928-9012