鬼滅の刃の主人公の名前が読めません、禅骨です。
そんな訳で映画『ビー・バップ・ハイスクール』のロケ地巡り・聖地巡礼第4弾ですが、今回は第3作目の『ビー・バップ・ハイスクール~高校与太郎行進曲~』のロケ地を回ってみたいと思います。
※前回までのロケ地紹介
『シャバ僧どもが夢のあと~映画『ビーバップハイスクール』ロケ地巡り1~(静岡市清水区)』
『高校与太郎回顧録~映画『ビーバップハイスクール』ロケ地巡り2~(静岡市清水区)』
『城東のボンタン狩り~映画『ビーバップハイスクール』ロケ地巡り3~(静岡市清水区)~』
Contents
今日子のアメリカ留学
今作はヒロインの今日子(中山美穂)がアメリカに留学するというくだりから始まります。
それを聞きつけて駆け付けるヒロシとトオルが向かう今日子の自宅は、以前ご紹介した『三和酒造株式会社 興津工場』です。
改めて現在と比較してみると、建物は変わらずとも木の成長具合が著しいですね。
というか実際に現場で塀の老朽具合を見たものとしては、トオルの塀の登り方に不安を覚えてしまいます。
無事に崩壊することもなく塀によじ登ると、なぜか軒下にセーラー服が不自然に干されています。
そして絶妙に顔が映らない今日子が「さよなら」のメッセージを告げます。
そんな訳でお気付きかと思いますが、今作から中山美穂さんは出演しておりません。
どうやら中山美穂さんの人気がブレイクしてきた頃のようで、スケジュール的にも配役的にもギャラ的にも折り合いがつかなかったようです。
確かに人気絶頂のアイドルに18歳の頃の柴田理恵みたいな恰好をさせられませんからね・・・
『三和酒造株式会社 興津工場』
〒424-0211 静岡県静岡市清水区谷津町1丁目408番地
〒424-0211 静岡県静岡市清水区谷津町1丁目408番地
落ち込む二人と現ドリプラ
何とか中山美穂さん抜きで今日子のシーンを乗り切った後、二人は焚火に当たりながらアメリカ留学に思いを馳せます。
この場所は現在『エスパルスドリームプラザ』というショッピングモールになっています。
そのため雰囲気はまるで変ってしまったのですが、映像に映っていた鉄骨の柱が「テルファークレーン」というもので「登録有形文化財」に指定される貴重なものだったようです。
そのおかげでこの「テルファークレーン」だけは現在もしっかりと保存されています。
色の違いやフジツボの付着は見られますが、土台部分のコンクリートに付いた傷は全く変わらずに残っていますね。
恥ずかしながら私、この「テルファークレーン」という名称はもちろん、そんな貴重な文化財という事を今まで知らず
「このレールみたいの何に使うんだろう?動いてるとこ見たことないな・・・」
と、ドリプラに来るたびに思っていました。
「このレールみたいの何に使うんだろう?動いてるとこ見たことないな・・・」
と、ドリプラに来るたびに思っていました。
ちなみに「テルファークレーン」は木材を貨物に積み込む大掛かりな装置で、当時の日本では神戸と名古屋にしかない最新式のクレーンだったそうです。
国の文化財としても、ビーバップの聖地としても非常に貴重な存在ですね。
『清水港テルファー』
〒424-0942 静岡県静岡市清水区入船町13−15
〒424-0942 静岡県静岡市清水区入船町13−15
偏差値番長「腹巻鉄也」登場
シーンは変わり、進学校である「桜ケ丘高校」の番長「腹巻鉄也」を筆頭に不良たちが愛徳に乗り込んできます。
ヒロシとトオルはいきり立つ後輩たちをたしなめ、桜ケ丘の不良たちに喫茶店で何か奢るよといつもの『清水駅前銀座』へと向かいます。
その後ろに映っていた『久松』さんは、看板のデザインもフォントも一切変わらず今も営業されています。
その道中で立花のナンバー2のミノルを見かけるのですが、ヒロシの悪だくみに騙された腹巻はミノルに喧嘩を売りに行きます。
奥に赤いテント看板で『見城菓子店』さんが見えます。
一杯食わされた腹巻は自分の彼女を利用してヒロシとトオルをおびき寄せます。
後ろに見える「P」のマークと、隠れていますが「お食事 宴会」と書かれた建物が『晩翠』さんで、現在も営業されています。
そして連れ出された汽船のりばでひと悶着あるのですが、残念ながらこちらはすっかりキレイになり面影は残っていませんでした。
ただよく見ると後ろに見える「AOKI」と書かれた『天野回漕店』さんの倉庫・工場は、ロゴは変わりましたが同社のまま現存していました。
『晩翠』
〒424-0943 静岡県静岡市清水区港町1丁目5−10
〒424-0943 静岡県静岡市清水区港町1丁目5−10
『富士山清水みなとクルーズ(遊覧船のりば)』
〒424-0943 静岡県静岡市清水区港町1丁目7−408−2
〒424-0943 静岡県静岡市清水区港町1丁目7−408−2
翔子の手作りクッキー
家庭科の実習で作ったと、翔子が手作りクッキーをトオルとヒロシに渡しにやってきます。
ここはお馴染みの「巴川」沿いで、後ろに見えるのが欄干に描かれたカモメや錨のマークが印象的な「港橋」ですね。
そして後ろに映る看板に書かれている「黒鯛釣りのふじや釣舟店」も現存しています。
ちなみに今作から翔子役が川合俊一の嫁から「五十嵐いづみ」さんに変わっています。
五十嵐いづみさんの事をあまりよく知らなかったので調べてみたら、ドラマ「少女コマンドーIZUMI」でバズーカ砲を抱えてみたり
シングル曲でロケットランチャーを抱えてみたりしていたようです。
そんな重火器の扱いを熟知したワイルドな翔子ですから、焼いてきたクッキーの見た目はほぼ煎餅でした。
『ふじや釣舟店』
〒424-0949 静岡県静岡市清水区本町5−1
〒424-0949 静岡県静岡市清水区本町5−1
菊リン登場
こちらは前回ご紹介した『各校の番長合流『波止場踏切』』をご覧ください。
無期停学グループと遭遇
こちらは前回ご紹介した『巴川からゲームセンターハワイ』をご覧ください。
トオルからヒロシへ忠告
無期停学グループのリーダー格の「リョウ」と接触したトオルは、リョウの喧嘩の強さを実感しヒロシを電話で呼び出し忠告することにします。
そして駆け付けるヒロシの右側にフジカラーの看板と「スタジオヨシイ」さんが映っています。
ここの通りは清水の次郎長親分の生家がある「次郎長通り」で、スタジオヨシイさんも現存しております。
ところでトオルの後ろに映っていた「ポピー」なんですが
何かと思って調べたら幼児教育・小中学生の教材を扱っているメーカーなんですね。
英才教育を受けてこなかったのでオール阪神巨人しか浮かびませんでした。
拉致される翔子
トオルのために無期停学グループのたまり場「ゲームセンターハワイ」で探りを入れていた翔子ですが、ガッツリと怪しまれ感付かれてしまいます。
怪しい女が来てると知らせを受け、リョウがアパートから「ゲームセンターハワイ」へ向かいます。
こちらのアパートは「富士見橋」のすぐそばに建っており、今でも存在しています。
そして翔子はリョウたちに拉致されてしまいます。
そして連れ去られる際に見える特徴的な欄干、翔子の手作りクッキーのくだりで出てきた「港橋」ですね。
というかヤンキーなのに改造したバイクや車ではなく、基本的に漁船で移動するんですね。