加山雄三の『若大将シリーズ』とはいったい何なのか全力で考えてみた2
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お前のお母さんカラコンしてたぞ、禅骨です。
そんな訳で、今回も引き続き映画『若大将シリーズ』を勝手に想像して、解説していきたいと思います。
前回:
加山雄三の『若大将シリーズ』とはいったい何なのか全力で考えてみた
前作で、日本一のミュージシャンになるために内田を殺害してしまい、国外へ逃亡を図る雄三。
幸い父親がかなりの権力者だったため、無事雄三はハワイへ脱出することができました。
代わりに安岡が死刑になりました、理由はいまだに不明です。
ハワイでも持ち前の音楽センスでウクレレをマスターし、ホノルル界隈で「ウクレレ侍」として有名になります。
そんな雄三の前に一人の女性が現れます。
そう、至学館大の谷岡郁子学長です。
彼女は雄三に向かって話始めました。
「パワーを持たない人間のパワハラというのはわたs」
雄三はしゃべり終るのを待たず、谷岡学長をトンファーでフルボッコにしてラニカイビーチに埋めました。
理由は「生理的に受け付けない」という理不尽なものでしたが、裁判では満場一致で無罪となりました。
ちなみにこの4作目の『ハワイの若大将』は、撮影という名目でハワイに行きたいという監督の私利私欲だけで制作されたため内容は薄っぺらく、シリーズ最低の興行収入だったそうです。
5作目『海の若大将』
前作で予算を使いすぎたため、今作はすべて由比で撮影されました。
そのため雄三が海から上がるシーンのたびに、胸毛に桜エビが絡みついてNGを連発してしまいます。
それに激怒した監督と、胸毛を剃るか剃らないかで一晩中もめた末、揚げた桜エビって口の中に刺さるよね~という事で意見が一致し、無事撮影を終えたというエピソードはあまりにも有名ですね。
そんな今作も興行収入は振るわず、『バンド編』に続いて期待された『海編』は早々に打ち切られることになります。
6作目『エレキの若大将』
やはり雄三にはギターを持たせようということで原点回帰した今作は、雄三率いるエレキ軍団と、さだまさし率いるフォーク軍団の抗争を描いたものでした。
退屈な仕事にうんざりし、ドラッグ・バイク・喧嘩に明け暮れるそのストーリーが、当時の若者の心情をみごとに描写しており、社会現象となるほどの大ヒットとなります。
特にエンディングで、さだまさしがエレキギターを弾こうとして感電死してしまうシーンは後世に残る名シーンとして絶賛されました。
しかしその内容は『さらば青春の光』と酷似していることから、イギリスの映画会社に訴えられてしまいます。
そしてエレキで感電死も山田かまちのパクリだったため、山田かまち氏の遺族からも訴えられ多額の賠償金を支払うことになりました。
そんな迷走の中、次作はさらに迷走して『アルプスの若大将』となります(=д=)ノシ
※この内容は想像・空想で書かれており、登場する人物・団体・ストーリーは架空のものです。